ロコモティブシンドローム|逆瀬川かとう整形外科 宝塚市・阪急逆瀬川駅直結|トレーニングなど

逆瀬川かとう整形外科

ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)は、運動器の障害(骨粗しょう症や変形性膝関節症などの骨や関節の病気等)のために移動能力の低下をきたし、進行すると介護が必要になるリスクが高い状態のことです。高齢の女性に多くの患者さまがおりますが、早い方であれば、50代からロコモの可能性が疑われるようになります。

運動器は骨・関節・筋肉・神経で構成され、骨、関節、筋肉はそれぞれが連動しており、どれか一つが悪くなっても身体はうまく動きません。運動器は、人の健康を支える基盤でもありますので、ロコモの可能性が疑われる方、また将来に向けてロコモが心配な方は、お気軽にご相談ください。

大切なのはリハビリです

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板などの運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、立つことや歩くといった日常生活にも支障が生じてきます。
いつまでも自分の足で歩き続けていくためには、運動器を長持ちさせ、健康寿命を延ばしていくことが必要です。 当院では、ロコモーショントレーニング(略称:ロコトレ)の指導、リハビリテーション室で筋力トレーニング機器を用いての訓練などでロコモ予防・治療を行っています。

ロコトレについて

ロコトレにつきましては、患者さまの症状に合わせたトレーニングを行います。歩くことに問題のない方と歩くことに困難さを生じる方とでは、内容が異なります。トレーニング内容につきましても、お気軽にご相談ください。なお、ロコトレの中でも最も基本的なトレーニングは、「片脚立ち」と「スクワット」です。それぞれの方法は以下の通りです。

片脚立ち

左右で1分間ずつ、1日3回行います。片方の足を少し浮かせる程度の状態で、転倒をしないように机や手すりなどつかまる場所があるところで行ってください。片足立ちの際は、姿勢を真っすぐにしていることがポイントです。

スクワット

スクワットの手順ですが、足は肩幅より少し広めに開いて立ち、つま先は30度くらい開きます。そして、膝がつま先より前に出ないように、また膝が足の人差し指の方向に向くように注意しながら、お尻を後ろに引くように体をしずめます。深呼吸をするペースで5~6回を1セットとして、この1セットを1日3回ほど行います。 なお、スクワットの態勢が困難な時は、椅子に腰をかけ、机に手をついて、立ち座りの動作を繰り返します。支えが必要な方は、転倒に十分注意し、机に手をついて行います。

スクワットを行うにあたってのポイントは3つあります。一つは、動作の最中は、息を止めないようにすること。

次に、膝に負担が掛かり過ぎないよう、90度以上には膝を曲げないことです。最後は、太ももの前や後ろの筋肉にしっかり力が入るように意識しながら、ゆっくり行うことです。

ロコモ度をチェックしてみましょう

運動器が衰えているかどうか心配、最近つまずきやすくなった、あるいは疲れやすいといった方は、一度ロコモ度をチェックしてみてください。

以下に挙げるチェック項目でひとつでも該当する項目があれば、ロコモの疑いがあります。当てはまったという方は、これから該当数がゼロになることを目指してロコトレを始めていきましょう。

  • 01.片脚立ちで靴下が履けなくなった
  • 02.家の中でつまずいたり、滑ったりする
  • 03.2kg程度の買い物袋を持ち帰るのが難しい(40歳代の方は4kg程度)
  • 04.掃除機の使用、布団の上げ下ろしが困難
  • 05.階段を上るのに手すりが必要
  • 06.横断歩道を青信号で渡りきれない
  • 07.15分くらい続けて歩くことができない(40歳代の方は30分程度)

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